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潜在ニーズとは?顕在ニーズとの違い、具体例

ニーズとウォンツの違い

お客さんの心理をよく理解すること

商売をする場合には、商品やサービスを提供することになりますが、この時大事なのはお客さんの心理をよく理解することです。よくビジネス心理学などと言われており、そのようなセミナーがあることやそのような本が売られていることを知っている人は多いはずです。心理学は、学者だけのものではなく、取り立てて特殊な仕事をしている人だけが使うものではありません。実は、心理学と言うのは人間関係においてもとても大事なものになります。友達関係や会社の上司との関係や部下の関係、そして家族あるよ恋人まで様々な心理学が働いており、これをうまく掌握できる人が上手に生きることができると言えるかもしれません。

心理学で例えるならば、例えば生理的に受け付けないような動作をする異性に対して、普通は嫌悪感を抱くでしょう。なぜ生理的に受け付けないかと言えば、やはり人によっていろいろありますが例えば不潔な印象があるあるいはイヤミなやつに聞こえるといったものになります。新事情は、そのような人を受け付けてしまうと、自分との関係を築くことができないだけでなく、自分の周りにそのような人がいて欲しくないと考えるわけです。太っている女性がダメと言う男性も多いですが、これも心理学に当てはまる部分があります。男性は見た目の良い女性を選びたがる傾向があり、太っている女性よりも痩せている女性を選びたがる人が多い傾向にあります。っている人がダメと言うわけでは無いかもしれませんが、痩せている女性の方が魅力的に感じ、共に行動したくなるはずです。恋人にするならばあるいは結婚するならば、痩せている女性を選ぶ男性が多いのはそのためと言えるでしょう。

このようにあらゆるところで心理学は存在しており、これをある程度理解していくことが大事ですが、なかなか奥が深く一朝一夕で学べるものではありません。しかし目的を持って学ぶことにより、3年もすればそれなりのしっかりとした体型だった心理学を使うことができるでしょう。

これは知っているだけでなく、実際に使えることが重要になります。これを使うと言う事は、実践経験をすることであり、しっかりとした経験を残すことができるかもしれません。ただそのためには何度も失敗しますが、心理学を使いこなせるようになれば、今まで見えなかったものが見えるでしょう。これを使うからといって、確実にその人が幸せになるわけではありませんが、何か目的があった場合それを達成することになるはずです。

ニーズとは

ビジネスに絞って言えば、心理学と言うのはいくつかありますが、その中で比較的中心的なものがあるとすればニーズとウォンツになります。ニーズと言うのは必要と言う意味でありウォンツと言うのはほしいと言う意味ですが、この辺はおそらく中学校の英語を勉強した人ならば知っているはずです。この違いを見ていくと、ニーズというのが必要と意味になりますので欲しいものとは少し異なります。欲しくないのにお金をかける人がいるのかと思われるかもしれませんが、実際に日常的にそのような行動をとっている人がほとんどではないでしょうか。

例えば、病院に行く場合などがこれに該当します。熱が出た場合病院に行き薬をもらいますが、誰も病院に行きたがっている人がいるわけではありません。もちろん中には、病院の先生が好きなので行きたいと言う人もいるかもしれませんが、それはまた別問題と考えて良いです。普通であれば、体調が悪いのでそれを治したいため病院に行くわけですが、これは希望していくと言うわけではありません。大抵の場合、必要だからいくと言うことになります。もう少し端的に言えば、仕方なく行っているあるいは仕方なくお金を払うと言っても良いかもしれません。
同じように、例えば給湯器交換などもこれに該当します。給湯器が壊れた場合、給湯器が使えなくなりますがそれでは大変不便です。そこで、絶対に欲しいと言うものではありませんが必要なので仕方なくお金を払い新しい給湯器に変えます。

ウォンツとは

これに対しウォンツと言うのは、その人が欲しがっているものです。1番わかりやすいのは、自分の趣味のものにお金をかけるパターンです。ウォンツと言うのは誰でも共通したものではなく、かなり細分化するため奥が深いと言えるでしょう。ニーズと言うのはある程度限られていきます。例えば、病院に行く場面や物が壊れたので新しく手に入れる場合などです。これに対してウォンツと言うのは、趣味の範囲に広がりますのでかなり裾野が広いといえます。例えばある有名人のコンサートに行きたいと言う場合、100,000円でもいいので良い座席を確保したいと考える人がいるでしょう。ですが他の人からすれば、なぜそのようなものに10万円も使うのかと疑問に感じるかもしれません。無駄金のように感じる人もいるかもしれないわけです。価値観はそれぞれですが、この価値観と言うものとウォンツと言うのは非常に強い結びつきがあるわけです。

それ故、ウォンツと言うのは一言では説明することができませんが、最大公約数的に言えば、絶対に欲しいと思っているものや素直に欲しいと思うものです。必要なものの可能性もありますが必ずしも必要でないものもあります。例えば男性であればプラモデルなどが好きな人が多いですが、果たしてその家にプラモデルが必要かと言えばそのような事はないでしょう。大抵の場合、単純に組み立てたいからあるいは組み立てて塗装したものを飾りたいからと言う理由で購入します。正しくウォンツの代表的なものと言えるかもしれません。

ビジネスをする場合、この片方のどちらかになるか両方混ざっている場合があります。例えば、ガス給湯器を提供する会社があるとすれば、お客さんは必ずしもニーズだけでは無い可能性があります。基本的には交換したいので新しく購入すると言うことになり仕方なくお金を出す場面ですが、実は最新の給湯器でお湯に入った瞬間天国のような気持ちよさを味わえるのであれば、これはもはやニーズだけでなくウォンツを果たすことになるでしょう。

このようにケースバイケースになりますので、それぞれのパターンを見ていくといろいろなことがわかります。

 

顕在ニーズと潜在ニーズの違い

顕在ニーズとは

ニーズと言うものを説明する時、顕在ニーズと潜在ニーズがあることに気がつく人も多いかもしれません。この2つは簡単に言えば、意識をしている部分から意識をしていない部分かのどちらかになります。人間は、行動全てにおいてあるいは頭の中にあること全てにおいて意識しているわけではありません。例えば、自分が行動する場合を考えればわかりますが、例えばここから会社まで行くとします。その時ほとんどの場面で意識をしていないでしょう。まず、家から出る時、歩き出すならば右足が良いか左足が良いかといったことで迷う事はありません。歩くと言う行動は、潜在的に刷り込まれており意識をしなくてもできることです。歩いている時今度は右足からそして次は左端からといった形で、一歩一歩頭の中で考えながら行動する人はいないはずです。右足を出したときに左手を出して、今度は左足を出したときに右手を出すと言った基本的なことすら人間は頭の中にあるわけです。

また会社に行く時、どの駅を使ったら良いかなどとわざわざ確かめないでしょう。初めて会社に行くならばですが、何年も勤務している会社でずっとそこにいるならば、何も考えずにバス停まで行き、そこから何も考えずに降りて駅に向かうはずです。バス停から駅の方角がわからないと言うこともありません。列車に乗る時も、どの列車が良いかで迷う事はないでしょう。5キロメートル位の距離にある会社に行くのに、わざわざ新幹線で行こうなどとは考えません。会社に着いた時も、入り口がどこかわからないと言うこともなく、何か考え事をしながらも自然と入り口のほうに向かって歩いています。自分のフロアが何階だったかわからないと言うこともなく、何も考えずに無意識のうちに自分のフロアを探しそこに座るはずです。

これらのことが日常的に行われており、料理を作る場面や寝る場合も同じになります。食事をする場面でも同様であり、箸の持ち方がわからないと言う人もおらず、右手でもったら良いのか左でもったら良いのか30秒ぐらい考えてからようやく箸を手にすると言うこともないはずです。このようにいくつか例を述べましたが、いつでも人間は潜在的に考えずにできることがほとんどであり、意識して考えなければいけない事はほんのわずかでしょう。例えば、パソコンに文字を打つとき定型文などでなければ、意識して考えるはずです。またお客さんが来たときの会話なども、無意識のうちに話せるレベルの場合もありますが、大抵の場合意識して行うでしょう。お昼休みの後プレゼンをするならば、無意識のうちに言葉が出ていると言う事はありません。通常は意識をしてプレゼンを行っていきます。

このように人間の脳みその中では、顕在的に考えられることもあるわけです。要するに、顕在的に考えると言うのは意識をして考えると言うことでありその部分もわずかながらにありますが、一般的には5%前後と言われており95%は、潜在的に無意識のうちに考えて行動することになっています。

顕在ニーズと潜在ニーズの話に戻すと、ニーズと言うのは必要なものありがやむを得ずにお金を出すものと言う意味ではありますが、顕在的に必要と思っているものが顕在ニーズと呼ばれるものです。例えば、給湯器が壊れた場合には、給湯器を買い直してお風呂を温めるようにしなければいけないと言うのは、大抵の場合顕在ニーズといえます。

 

潜在ニーズとは

一方で潜在ニーズと言うのは、潜在的なものであるため普段から意識していない部分にあります。実はものを購入する時も、ほとんど意識をせずに購入することが多いでしょう。例えば、コンビニエンスストアでチョコレートを購入する場合、おそらく顕在ニーズに関しては甘いものを食べたいからかもしれません。しかし潜在ニーズとしては、もっと別のものがあるはずです。それ故、この2つを分けて考えなければいけないわけですが、なかなかこの中の潜在ニーズに関して掘り出す事は難しいといえます。何故かと言えば、その人が意識していないものを他人が、どのように掘り出すかと言う部分に引っかかりがあるからです。

例えば営業マンがいた場合、自動車を購入したいと言うお客さんと話をするとします。このときのお客さんの潜在的なニーズと言うものははっきりと言ってよく解りません。やはり言葉にもなっておらずお客さんの頭の中で考えていないものがわかるわけがないからです。ちなみにお客さんのほうも潜在的なニーズの部分に関しては、自分でも意識していないためさっぱりわからない状態になります。それにもかかわらず、他人がその人の顔を見た瞬間にこの人の潜在的なニーズは家族を安心させるためだなどといった曖昧な理由だけで明確に答えを出せる人はほぼいないでしょう。

それにもかかわらず、最近は潜在的ニーズまで意識した商売が重要と言われています。その理由は言うまでもなく、世の中には商品やサービスが溢れているからです。自動車も、特定の会社が毎年100台しか販売しておらず、市場にもほとんど出回っていないのであれば、わざわざお客さんの潜在的ニーズなどを研究する必要はありません。そのようなことをしなくてもお客さんは勝手に、自動車を購入してくれるからです。

しかし、物のあふれている現代において、よほど趣味的な要素が強いものでなければ、自分の商品を購入するお客さんの潜在的ニーズだけでなく潜在的なニーズを意識しなければものが売れない時代となっています。それでも売れるたちもありますが、やはり多くの商品を販売する場合は頭の中で意識していない部分を引っ張り出し、そこに気づかせてあげる道筋が必要になるかもしれません。

実際のセールスでそこまでやっている人は少ないですが、間違いなくこれからの時代はそのようなセールスが必要になります。そして今既に行っている人であれば、すぐに結果を出すことができないことも理解しているでしょう。お客さんの頭の中にあるけども、目に見えないものを絞り出すまで、それなりの努力をしていることを理解する必要があります。そして今度は自分がそのような道すじをたどるように、ニーズと言うものをよく考える順番かもしれません。

 

潜在ニーズを引き出すべき理由

本人が気づかない理由を明確にすること

潜在ニーズを引き出すべき理由は一体何でしょうか。潜在意識と呼ばれるものは、潜在ニーズと関係がありますがこれを引き出す理由について考えてみると、1番は本人が気づかない理由を明確にすることにあります。例えば、住宅を購入する場合には様々な理由で成り立っていますが1番の理由が昔から住宅が欲しかったそしてそれが夢だったと言うものがあるかもしれません。子供の家家は賃貸物件等が住んでいて大きな家に住んでいる友達が羨ましく、自分もいつかは大人になって住宅を建築したいあるいは建売住宅を購入したいと考えたとします。この時には、建て売り住宅の購入自体は決して難しいものではありませんが、その根拠となるものがいくつか必要になります。もしかしたら、顕在的に出てきている子供の頃からの夢だったと言うのは間違いでは無いかもしれないものの、それだけが理由ではない可能性が高いです。

人間と言うのは、行動するときにはなかなか1つの理由だけでは動きません。あるいは行動しないと言うのは、1つの理由だけでは動かないものになります。具体的に述べると、例えば会社を休みたいと言う案が出ていると言う理由があったがそれだけではない。頑張っていけば熱が出ていてもいけない事はありません。もちろん時代のせいでそれができないかもしれませんが、そのような時代ではなかったとしても、他にも何か理由があるものです。多少熱が出たけども、それに加えてそもそも会社に行くのがめんどくさいあるいは満員電車に乗りたくないといった理由があれば、休む方向に傾いていくでしょう。もちろん会社の方には、満員電車に乗りたくないあるいは会社に行きたくないと理由を説明することができませんので、おそらく風邪をひいて熱が出たと言う理由で休むことになるはずです。

それ以外でも、買い物に行く場合には、いくつかの理由があります。一般的には、必要なものを購入するためと言う顕在的なニーズだけかもしれませんが実はそれ以外にもあるわけです。例えば、家の中に入るのが嫌になったので少し外に出かけたいと言う理由があるかもしれません。自宅でリモートワークなどをしている場合、家からなかなか離れられないものです。いくら自分の家はリラックスできるとは言え、長時間部屋の中にいるのは苦痛でしかないかもしれません。そんな時に、外に出る理由があれば出たいと感じるはずです。そこで大義名分として、家の食材を買いに行くと言う理由をつけて外に出ることもあるでしょう。

あるいは自動車に乗りたいので買い物に行くと言う人もいます。もちろんそれが1番の理由ではないかもしれませんが、趣味の世界に入れば入るほどそのような人が出てくるわけです。例えば鉄道が好きな人で新幹線が好きな人がいた場合、通常と逆の行動をとるケースがあるかもしれません。普通であれば、目的地がありその目的地に行くために新幹線が便利なため、新幹線に乗車すると言う流れに決まっています。

ですが、鉄道が好きな人は新幹線に乗るために目的地を決めると言うことがあります。1番の目的は新幹線に乗るためであり、目的地はどこでも良いと言えるでしょう。なるべく長い距離を乗りたいならば、例えば東京から新大阪より先まで行ってみるなどの目的地を考える必要があります。新幹線の通過も見たいので、岡山駅まで行きここから姫路駅に戻って最速で通過する新幹線を動画で撮影などをしてみます。そうすることにより、趣味を全うすることができますがついでに姫路城も見てくるといった流れになるかもしれません。

このように人によってニーズは異なりますが、顕在ニーズと潜在ニーズが逆転している可能性もあり、なかなか面白い事象と言えるでしょう。それだけでなく、潜在ニーズはあまり考えておらず行動する人も出てきます。商品やサービスの提供で言えば、ニーズはいろいろなものがあった方が良いですが、顕在的な部分は5%程度で残りの95%が潜在的な部分だとすれば、潜在的な理由で行動している可能性は95%に近いです。つまりわずか5%だけで商品を購入するかどうかを決めているのであり、それだけでは決定力が充分とは言えません。

潜在的な意識の部分にアプローチ

商品を提供する立場からすれば、とにかくたくさんの根拠をつけてもらいたいため顕在的なものだけでなく潜在的な意識の部分にアプローチをして、その根拠をいくつか探し出します。潜在的なものの中にはたくさんの理由がありますので、それを例えば3種類ほど引っ張り出した時、今まで以上に購入するきっかけが強くなるはずです。ある程度高い金額の方でも、潜在的な部分でとても重要なものがあったとすれば、それを理由にして高い商品でも購入するかもしれません。

サービスの場合も同様のことと言えるでしょう。例えば、マッサージに行く場合でも指圧を受けたいからといった理由がありますが突き詰めるとよくわからないわけの可能性があります。なぜマッサージをしなければいけないのかといったことが漠然としているわけで、明確になっていないことが多いです。この場合にはなんとなくマッサージを受けたいからというのが顕在的な根拠になりますが、実は潜在的にはお店のスタッフが気にいっているからといった部分があるかもしれません。また、血行が良くなり健康に良いといった理由も存在しています。やはり血流が良くなることにより、身体の状態が良くなるのは間違いありません。もちろん大きな病気をしている場合には、マッサージだけで治るものではありませんがそれでも血流を良くすると言う事は人間が生きる上でとても重要なことといえます。

他には、お店のスタッフが可愛かったと言うこともあるでしょう。スタッフが可愛いので思わず何回も通ってしまうと言うことが顕在的な根拠の人もいます。しかしその影には、普段とは違った雰囲気のところで過ごしたいといった潜在的な理由が隠れている可能性もあるかもしれません。このように見ていくと、実はいろいろなものがポロポロと出てきます。これらは自分自身で発見することが難しいケースもあるため、第三者に発見してもらうわけです。ビジネスで言うならば、セールスパーソンが正しくその人であり、セールスパーソンがお客さんの潜在的ニーズを発見する役割を担うことになるでしょう。

 

潜在ニーズの引き出し方

会話をすること

潜在ニーズの引き出し方といってもいろいろな方法がありますが、ここでは代表的なものを説明していきます。潜在ニーズの引き出し方の1つは、会話をすることです。自動車を購入しようと考えているお客さんがいた場合、いきなりこの自動車をくださいとは言いません。普通はセールスマンに対して、自動車が欲しいと伝えます。最初は抽象的なことを伝えるかもしれませんが、だんだんと会話をしていくうちに具体的になるでしょう。もちろん最初からこの自動車が良いと言って指名してくるお客さんもいますが、同じ自動車であってもオプションをどのようにするかなどを決める場合には、やはり話し合いが必要になります。

美容整形外科で美容整形をしようとしているお客さんがいた場合、最初から美容整形について詳しく、何度も美容整形をしたことがあるので自分はこのようにしたいと明確な意思をめぐる人がいるかもしれません。問題なく契約が成立しますが、美容整形しようかどうか迷っていると言う患者さんがいるのも事実です。そのような患者さんに対しては、適切な処置をしなければいけません。通常は、いきなりその日のうちに美容整形するケースもあるかもしれませんが、それだけではなくお客さんが何を求めているかを明確にしていきます。その結果、例えば二重まぶたにしたい場合には糸を入れるのかそれともメスを使って切開するのかを決めることが必要です。どのような手術にするかはあるいはどのような治療方法にするかはお客さんとよく話し合って決めます。そしてこの話し合いの中で、新の要望などが生まれるかもしれません。厳密に言えば、無意識のうちにお客さんが希望しているものがあり、最初は言葉には出していなかったけども、話しているうちにだんだんと自分のやりたいことあるいはなりたい姿が見つかるパターンがあります。

それ以外にも、購入する前にお客さんと話し合いをする場面は住宅などです。住宅に関しても、不動産会社と一緒に建物の下見をしたその日のうちに即決する人は少なく、大抵の場合は1週間ぐらい考えさせてほしいあるいは場合によっては1ヵ月以上考えさせてほしいなどと言う人もいます。このような場面から、契約が成立するケースもありますが成立しないケースもあるでしょう。住宅と言う大きな買い物に関してはより慎重に行わなければいけませんが、不動産会社のほうも1つの物件を決めることができれば、それなりの手数料をもらうことができますので大きな利益になるのは間違いないでしょう。

そして、それぞれのパターンに共通して言えることですが、お客さんが商品やサービスを手に入れる場合には、まず何よりもお客さんが欲しがっている根拠をたくさん見つけてあげることが必要です。根拠といっても、当然わざわざお店は来る場合や連絡をくれる場合には、迷っている反面それが欲しいと言う根拠があるはずです。しかしその根拠が1つ程度しか浮かんでいない場合には、購入意思はまだ弱いといえます。もちろん中には、1つの気持ちだけで高い買い物をする人もいますが、すべてのお客さんがそのようなわけではありません。やはり一般のお客さんであれば、購入する理由が1つのことよりも2つから3つ見つかっている方がよりお金が出やすいです。お客さんとしても、それだけ理由があるのだからお金を払って購入する必要があると感じるかもしれません。

顕在意識も重要かもしれませんし現在ニーズも大事かもしれませんが、顕在意識だけに頼っていると欲しいものの理由が1つか2つ程度しか思い浮かんでいないことが多いです。ですが95%は潜在意識であることを考えれば、もしかしたら本当に上手に潜在ニーズを引っ張り出せば理由が10個ぐらい出てくるかもしれません。そこまで出てきたら、もはや購入するしかないと言った雰囲気になります。

 

会話をするのが1番

どのように引っ張り出すかはいくつか方法がある中で、会話をするのが1番でしょう。会話といっても雑談をしていても意味がありませんので、もう少し明確な動機が必要になります。例えば、例えばを連発することにより、お客さんが降りはっきりとした意識を持つかもしれません。よくある例の1つは、自動車を購入して買い物などに行きたいと言う場合、単純に買い物に行くといってもいろいろな場所があります。そこで例えばを聞いてみると、家族で毎週ディスカウントストアに行っているあるいは嫁さんが買い物付で毎週のようにアウトレットに行っているといった回答が出てくるかもしれません。この段階では、すぐに購入しないかもしれませんが、さらに深掘りしていくととにかく買い物がかなり大好きであることがわかった場合、それにふさわしい自動車等を用意するといった方向性が見えてきます。

さらによく聞いてみると、自分自身も自動車に乗って温泉旅行に行きたいと言った欲求があるケースも考えられます。温泉旅行と言えば、高速道路を使うケースが多くなるため、高速道路である程度安定した走りができる自動車を提供する必要があるでしょう。最終的には予算の問題もあるかもしれませんが、そこまで欲求が明確になってくると、紹介できる自動車も増えてきて、話もだんだんと具体的になります。そして話が具体的になればなるほど、商品を購入する可能性が高くなります。

話をするときに例えばをよく使うことが大事ですが、それ以外でも大事になることがいくつかあります。それは、なぜを連発することも重要になるでしょう。なぜかと質問されれば理由を答えるのが普通ですが、お客さん自身も自分が購入しようとしている理由がよくわかっていない可能性もあります。お金を出そうとしている人が、自分自身で購入する理由がわかっていないと言うのはおかしな話かもしれません。もし、たいていのお客さんはそこまで明確な理由を持っていないことが多いです。このなぜ購入したいかを深掘りしていき、3回から5回ぐらい繰り返していくと、とうとう本質の部分にあたることになります。その結果、より良い商品を提供することができるかもしれません。同時に、絞り込みをすることができるため、お聞き客さんからしてもとてもメリットがあるのは言うまでもないところです。

 

潜在ニーズを引き出した具体例

過払金請求

潜在ニーズを引き出そうとする場合、具体的にどのような場面が考えられるでしょうか。具体的な事例を出すと、例えば過払金請求等がこれに該当します。過払金請求と言うのは、2006年より以前に消費者金融などからお金を借りた人が対象になります。過払金と言う名前の通り、余計にお金を支払ったパターンのことです。実は2006年以前は、金利が明確に定められておらず、法律が2種類ありました。1つは利息制限法と呼ばれるもので、現在でも使われているものになりますが1年間の年齢が最大で20%となっています。一方で、もう一つは出資法と呼ばれるものがあり、こちらは27%程度の金利になっているわけです。この20%から27%の間をグレーゾーンと呼ばれており、法律的には許されるとは言われているものの、ミスが入ってしまえばこの部分は過払い金として扱われることになるわけです。そして多くの会社は、少しでもたくさんの利益を出すために27%近くに年齢を設定していました。

そして2006年以降ようやくこの問題が裁判所で扱われるようになり、20%を超えてしまう金利に関しては過払い金として扱われることになったわけです。そしてそれ以降もそうですがそれ以前にお金を借りた人も10年以内であれば余分に払った分つまり20%以上払っていた部分に関しては、消費者金融から請求できると言うことにだったわけです。

結果的に、多くの人が過払金請求をすることに成功しましたが、大ときの潜在的ニーズと顕在的ニーズがあるとすれば、潜在的ニーズは払いすぎた利息を返してもらうことかもしれません。おそらく多くの人がお金が必要だったため、消費者金融を相手に過払金請求をしたわけです。もちろんこの時には個人で行うと言うよりも弁護士を利用していました。弁護士を利用して弁護士費用や成功報酬を払ったとしても、手元に残るお金の方が多いことが多く、過払金請求を弁護士を使って行う理由があったといえます。

このような場合法律事務所に行く人たちの潜在的ニーズと呼ばれるものは一体何でしょうか。これに関してもいろいろなものがあり明確には分かりませんが、例えば払いすぎたお金を取り返して、気分的にスッキリしたいというのがあるかもしれません。人間は、何かやり残したことがあるとそれがすっきりせずその人の凝りとなって現れるケースがあります。例えば、親と喧嘩をしてそのまま20年ぐらい会っていない場合、親がなくなりそうと言う時に親に会いに行く人は多いと言われています。あるいは自分がなくなる時、今までお世話になった人に挨拶をしたり、謝らなければいけない人に対して謝りに行ったりするケースがよくあると言われていますが、おそらくお金を返してもらっていない人も気持ち的にそのような部分があるかもしれません。

中には、お金を支払ってもらわなくて良いと割り切っている人もいますがそのような人はまた別になります。大抵の人はお金の請求ができるならばぜひしたいと考えているはずであり、お金が欲しいと同時に潜在的にはそのような状態にすることで頭の中がすっきりすると考えられているわけです。おそらく多くの人にとって、過去にお金を借りたと言う出来事はそれほど良い思い出ではありません。お金に苦しんでいる時に消費者金融があり、そこからお金を借りるわけですので決してハッピーな出来事ではないでしょう。そして借りていた金額を返済する場合も、それなりに苦労したはずです。それにもかかわらず、そのまま忘れ去るのもやはり心のどこかで引っかかりがあるといえます。

このような事例は、現在ではあまり行われておらず既に10年以上経過しているため最近は効かなくなりましたが、時効停止しているような場合は今でも有効と言われていますが、数はそれほど多くないでしょう。おおむね2019年位を境に、このようなことを宣伝する法律事務所は確実に少なくなりました。

株式投資を勧める証券会社

もう一つの事例は、株式投資を勧める証券会社の中になります。株式投資を勧めるにあたり、多くの人がお金が欲しいので株式投資をしたいと考えてはずです。この時模試申し込みをする人がいるとすれば、潜在的ニーズはお金が欲しいと言う事かもしれません。これは誰もが共通している事であり、実は為替や株式で負ける理由がこの部分にあるわけですが、とりあえず契約する場面ではあまり関係ありませんのでまたそれは後の話とかあります。

株式投資をしようと証券会社と契約をする場合、その人たちのニーズはお金を増やすことですが実はそれだけではないことが理解できます。潜在的には、少しでも投資をして世の中の流れに乗りたいと考えている人がいるかもしれません。最近は、投資をしたい人が増えてきておりその背景には国が投資を進めている事があります。それに便乗して証券会社のほうも積極的にそのようなアナウンスをしており、ネット上でもテレビでも投資の話が後をたちません。

実は潜在的にそのような話があり、自分も資産を増やしたいと考えてみたところ、証券外車の人が訪れた可能性があります。もっとも、証券会社の人が訪問営業する場合、かなりの資産家である事が対象となります。何故かと言えば、証券会社の方でもノルマがあり、何人契約したかと言うことも重要ですがそれ以上にどれだけの資産を持っている人と契約をした日は大事です。例えば100人のお客さんがいて1人100,000円ずつしか出さなかったとすれば、10,000,000円忘れたことになりますが、1人の大金持ちがおりその1から10億円のお金を預けられた場合、そちらの方が会社側の利益になるからです。それ故、実際のところ本当に今以上にお金を増やしたいと考えているか疑問な部分はありますが、おそらくそちらの方が潜在的な欲求になっており潜在的ニーズと言えるかもしれません。つまり本当のお金持ちがこれ以上お金を増やす事はそこまで興味なく、ですが潜在的に子供の頃からお金は少しでもあった方が良い良いと教えられた親の教育があり、それが頭の中にあり言葉には出てきていない可能性があります。それを見つけ出してあげることが、セールスマンの役割でもあります。

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